理事長挨拶
理事長 柴田 建哉
西日本新聞民生事業団は、終戦から復興へ大きく踏み出した時期に当たる1949年発足しました。67年に社会福祉法人に改組し、幅広く事業を展開、現在に至っています。
民生事業団は、個人や企業、地域グループの皆様からお寄せいただいた寄付金を社会福祉資金としてお預かりし、恵まれない子どもたち、体の不自由なお年寄り、心身に障害のある人たちが暮らす福祉施設や団体に、助成金や必要備品の援護活動を続けています。2024年度は新たに物価高騰により困窮している児童養護施設卒園者の支援を始めました。
もちろん地元である九州を中心に取り組んでいますが、大きな災害発生時などには地域、国内外を問わず支援の手を伸ばしています。11年3月11日に発生した東日本大震災では、親や働き手を失った子どもたちについて長期にわたる支援を続けています。15年4月のネパール大地震、同年9月の関東・東北水害、16年4月に発生した熊本地震、そして、17年の九州北部豪雨や18年の西日本豪雨、20年の九州豪雨、24年の能登半島地震の救援金を募り、被災地の復興に役立てていただくために送金してきました。
これらの事業、支援を進めていくには、皆さまのご協力が欠かせません。今後も、ご支援を心よりお願いいたします。
2024年8月 理事長 柴田建哉