井口由多可さんの油彩Ｆ３「ボヘミアの古都（チェスキークロムロフ・チェコ）」

福岡県筑前町の社会福祉法人夜須高原福祉村やすらぎ荘（在宅心身障害児者療育訓練施設）を支援する「第４０回チャリティー作品即売展」（西日本新聞社、西日本新聞民生事業団主催、特別協力＝山本文房堂、工藝風向）が２３日（金・祝）～２５日（日）＝午前１０時～午後６時、最終日は同４時まで＝、福岡市中央区天神のエルガーラホール７階多目的ホールで開催します。初日は午前１０時半から絵画と陶芸の作品解説があり、その後、人気作品の抽選券を発行（抽選は最終日）、販売は正午からです。入札もあります。入場無料。
九州・山口在住および九州ゆかりの画家、陶芸家、書家ら約２４０人から寄贈された、約３８０点を展示即売します。絵画では文化勲章受賞者の野見山暁治さん、日本芸術院会員の大津英敏さん、陶芸では人間国宝の井上萬二さん、中島宏さんらが多彩な作品を寄贈。新進気鋭の若手から中堅、ベテランまでたくさんの作家たちによる「まごころの作品」が揃いました。
　今回は４０回目の節目の即売展とあって影絵の第一人者、藤城清治さん（東京）が版画５点と直筆サイン入りのプレミアムカレンダー５点の計１０点を特別出品。ダウン症の書家、金澤翔子さん（同）が京友禅を使った額縁入りの書を、重度の知的障害がある太田宏介さん（福岡県太宰府市）が色鮮やかなアクリル画２点を寄せました。障がい者のアーティストとして注目されている２人が、心身障害のリハビリに励むやすらぎ荘利用者を励まそうと初出品していただきました。

〔寄贈された方々〕

絵画

青沼茜雲〔Ｆ３　望郷、Ｆ４　はぜ路〕、秋山和豊〔色紙　山茶花〕、秋吉ヤス子〔ＳＭ　ひまわり〕、浅浦恒敏〔Ｆ６　上五島・鯛の浦教会〕、浅見寧〔色紙　里の春、新緑の頃〕、井口由多可〔Ｆ３　ボヘミアの古都（チェスキークルムロフ・チェコ）〕、池末満〔朝顔〕、石川信雄〔Ｆ４　アジサイ〕、猪立山三鈴〔椿〕、伊藤忠雄〔ＳＭ　万年山（はねやま）、阿蘇・大観峰〕、岩本久子〔色紙　アルベロベッロの午後〕、宇田川宣人〔色紙　能古島〕、内山秀水〔Ｆ４　ヨーロッパ新緑の森林公園〕、江口信博〔ＳＭ　酒の肴〕、江口登〔Ｆ４　新緑のはぜ〕、江﨑フミ子〔色紙　わに塚の大桜、富士山〕、大石紫光〔色紙　椿、ポセインセチア〕、大津英敏〔Ｆ３　南フランス2016〕、大山好美〔ＳＭ　妙高山〕、小川幸一〔銅版画　赤い球体Ｓ‐３〕、筧本生〔カフェビュリェの男〕、金山波也人〔色紙　青い壜に桔梗〕、川副洋子〔ＳＭ　華、Ｆ４　秋の三俣山〕、川副了造〔ＳＭ　ドームとタワー、Ｆ４　牡丹〕、川野正〔ＳＭ　チェスキー人形の座るところ〕、上林如子〔風景　三角、風景　海〕、北村冨紗子〔Ｆ０　照映〕、木戸瞳〔Ｆ６　細胞の記憶〕、木村良子〔かわいい七福神〕、久保田済美〔色紙　耳納北麓　みのりのころ２点、ゆれるわ　みどり２点〕、久保輝秋〔Ｆ３　邂逅（牡丹）〕、倉数和文〔壺とカボチャの静物〕、犀川愛子〔Ｆ４　バラ〕、西郷恭子〔Ｆ３　干し柿〕、榊孝陽〔色紙　とり〕、坂本圭一〔ノートルダム大聖堂～我らが貴婦人〕、向坂万基子〔朝の公園（アムステルダム）〕、佐藤邦子〔ＳＭ　百道浜、Ｆ４　夜明けの百道浜〕、重冨貞美〔Ｆ４　九重の秋〕、下川敬一郎〔Ｆ４　原尻の滝〕、白井紘子〔Ｆ３　コスモス、色紙　花（１）、花（２）〕、末松忠利〔新Ｆ４ からすうり〕、瀬戸秀夫〔遺作　水郷日田、Ｆ３　邪馬渓、Ｆ８　金鱗湖畔〕、世利徹郎〔色紙　尾瀬〕、園田ゆかり〔Ｆ３　共存2016-F〕

　太田宏介さんのパステル画「パッションの人物」

特別出品

　太田宏介〔絵Ｆ８　パッションの人物、Ｆ４　ベーナス〕、金澤翔子〔書　「翔」〕、草場一壽〔陶彩画「富士越の龍」〕、藤城清治〔版画　コスモスは詩う、こびとの帽子、海の見える遊園地、はるかぜ２点、プレミアムカレンダー５部〕　

金澤翔子さんの書「翔」

書

岩田海道〔圓通〕、鐘ヶ江勢二〔色紙　一茶の句〕、栗林美智子〔色紙　良寛の歌〕、小林太玄〔掛軸　「一声雷震清風起」〕、師村妙石〔篆刻　壽〕、諸石祥雲〔色紙　愛〕、吉村宣枝〔色紙　春〕、渡邉蘆洲〔色紙　心、絆、気〕

井上萬二さんの「白瓷釉牡丹彫文抹茶盌」

 陶芸

 阿部眞士〔白磁口紅八寸皿、色絵八寸皿、色絵めし碗２点〕、石川裕子〔徳利ぐい付、灰釉花入〕、石原祥嗣〔黒地直弧文花入〕、猪立山正史〔椿文瓶〕、伊藤五惠〔カップ２点〕、伊東秀則〔マグカップ３点〕、井上菊〔葉文花器〕、井上浩一〔花入〕、井上尚之〔ピッチャー〕、井上萬二〔白瓷釉牡丹彫文抹茶盌〕、井上泰秋〔ぐい呑〕、井上康〔乳白釉カップ（２コ組）〕、井上康徳〔白磁ハート形皿〕、井上るり子〔象嵌皿〕、今泉今右衛門窯〔色鍋島石楠花絵花瓶〕、岩田圭介〔飯碗２点〕、浦郷壮〔青白磁花入〕、浦郷好文〔染付壷〕、江口康成〔和紙染花文盛器〕、太田圭〔飛鉋壷〕、太田潤〔吹き硝子六角ペア小鉢〕、太田孝宏〔擂り鉢２点〕、太田剛速〔平鉢、花入〕、太田哲三〔飛鉋鉢〕、太田富隆〔紅彩花入〕、太田秀隆〔黍灰釉飛鉋組皿〕、太田光廣〔だ円鎬鉢２点〕、大宅利秋〔花瓶〕、小笠原長春〔耳付小形花入、菊皿〕、緒方公代〔桜文皿、そば釉花入、緑釉花入〕、岡田泰〔萩湯呑〕、岡田裕〔萩フリーカップ〕、奥川俊右衛門〔青白磁富士山文皿〕、鬼塚久仁子〔阿吽の壁掛け４点、福ろう８点、青い鳥（干支）５点、おひなさま８点〕、鬼丸翁明〔竹灰釉花器、藁灰釉花器〕、鬼丸尚幸〔青白磁面取鉢、青白磁鉢〕、鬼丸碧山〔掛け分け茶盌〕、小野元紹〔絵唐津銘々皿〕、小畑裕司〔枝桜文五寸皿〕、梶原茂正〔青磁手付碗２点〕、梶原真也〔刷毛目一尺一寸皿〕、梶原日出〔藁白釉飛鉋花入〕、金子愛〔すかし花入〕、金子晃久〔多々良焼花入〕、金子信彦〔萩陶彩皿〕、兼石智章〔ほの明かり河童〕、兼田知明〔萩壷〕、兼田昌尚〔萩白釉鉢〕、亀井隆公仁〔髙取掛分茶盌、髙取五彩ぐい呑〕、亀井味楽〔髙取飛鉋徳利〕、亀井楽山〔髙取掛分茶盌、髙取ぐい呑〕、河口純一〔ぐい盃〕、川崎精一〔金魚陰刻皿２点〕、北岡秀雄〔陶俑蓮華　円、窟窯焼締碗〕、北村公正〔アマガエルぐい呑み〕、北村昇子〔花瓶〕、久保田烈工〔白磁掛花入〕、熊谷保興〔上野天目釉筒茶碗〕、熊谷知興〔航海文花器〕、源右衛門窯〔染付酉絵十二支飾皿、染錦軍鶏図陶額〕、高鶴元〔色釉掛花入〕、高鶴淳一〔ぐい吞〕、高鶴光宗〔茶わん〕、厚東孝明〔萩椿文茶碗〕、古賀末廣〔緑釉鉢〕、近藤光男〔ぐい呑、絣皿〕、酒井田柿右衛門窯〔綿牡丹鳥文釣鐘形大一輪挿〕、坂倉善右衛門〔萩酉香合〕、坂高麗左衛門窯〔萩焼丸汲出茶碗〕、鹿谷敏文〔桜髙脚カップ、白磁渕サビ一輪挿し、桜一輪挿し〕、島村啓子〔大皿、長皿２点〕、下平隆義〔染付ホタル紋花瓶、コーヒ碗皿、フリーカップ〕、庄村健〔紅染波縁皿〕、新庄貞嗣〔萩焼盃〕、水津和之〔萩ぐい呑２点〕、世良彰彦〔揺彩香合、彩華花入れ〕、世良公男〔花入れ黒、花入れ赤〕、世良萌久美〔コーヒーカップ花文、コーヒーカップ灰釉〕